もう一度見たい景色

 

 

 

 

 

 

 

もう一度見たい景色。

 

 

 

 

 

ありますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と聞かれて、

 

 

 

 

 

迷わず答えた、ニュージーランド

ワイトモ洞窟の土ボタル。

 

 

 

 

 

見たのは16歳。

でも、今でも更新されず、

人生で一番、感動した風景です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この洞窟には、

ボートに乗らないと、辿り着けないのです。

ドキドキして、冒険のようで、

ちょっと焦らされていて、

鼓動が高まります。

 

 

 

 

 

ライトはなく、カメラもNG。

当時はあまりなかったけど、今はスマホNGでしょうね。

 

とにかく、真っ暗な中を進みます。

頼りになるのは、先導してくれる現地の案内役が持つ微かな灯火のみ。

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく進み、

肌寒いほどひんやりとした空気に寒気がする頃、

目の前、上下左右全てが、

神秘的な青の光に包まれます。

 

 

 

 

 

 

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幻想的すぎて、

自分がボートに乗っていることを忘れるくらいです。

 

青い光が、水面にも写って、

上からも下からも、周り全てから包んで来る感じ。

宙に浮いているような、変な感覚にもなります。

 

 

 

 

 

ただ美しくて、

ただ壮大で、

そして、そこにある全てから命を感じて、

自分が生まれ変わったような、

そんな感じがしました。

 

 

 

 

 

 

行かなければ想像すらできなかった世界が、

そこにありました。

時間軸からも切り離されたような、

土ボタルの洞窟。

 

 

 

 

 

思春期の私に、

大きな大きな贈り物をくれたように、

今は感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とても久しぶりに、

当時、ニュージーランドを旅した時の写真を見ました。

 

 

 

 

 

 

 

張り詰めた糸のような感覚の私が、

包まれ、

解され、

強くなった場所。

 

 

 

 

 

 

今でも、大好き。